【タイトル】 新しいネットワーク・メディアとweb2.0
【講演者】稚内北星学園大学 学長 丸山 不二夫氏


  遅れたため参加できませんでした。



【タイトル】動的言語の世界
【講演者】(株)ネットワーク応用通信研究所 特別研究員 まつもとゆきひろ

  Rubyの作者です。
  休憩中にサインもらっている人もいました。
  
  【内容】
  LL(Light weight Language)の位置づけと性質について。
  LLは軽量言語と言われるが、その意味は小さな仕様に基づく言語というわけではなくフットワークが軽い言語という意味。
  今LLが注目されているのはそのフットワークの軽さ。

  ちなみにLLと呼ぶのは日本だけ。
  韓国ではAlternative Languages(メインストリームでない言語)
  欧米ではDynamic Language。

  LLが注目される背景として、コンピュータの変化がある。
  ハードウェアの低価格化。
  ユーザー数の増大。(一人に一台以上の時代)
  サービス変化スピード。

  このスピードに対応するにはソフトウェアの牛丼化が必要。
  高品質・・・・・・・・・・・・うまい
  低価格・・・・・・・・・・・・やすい
  短納期(環境変化への対応)・・はやい


  アプリケーション自体の少々の速度低下は犠牲にして、ハードウェアでカバーする。
  →ボトルネックになるのはアプリケーションよりもネットワークやDBによるものが多い。


  【所感】
  今LLが求められている背景と、それに対応するための一つの解決方法としてLLがマッチするということがよく説明されていました。
  今WEBサービスを構築する上で求められているのは、必ずしも高性能なプログラミング言語ではなく
  誰でも使える(理解しやすい)、柔軟な言語だということもどっかの書籍で読みました。。  (もちろん、今の時代に則した言語仕様は必要)
  
  Rubyの特徴
  ・簡潔
  ・動的
  ・スケーラブル
  ・オブジェクト指向

  プログラムが仕様書という言葉を聞いたことがありますが、、、、


  ちなみにeweekによる今学ぶべき言語TOP10の1位はPHPでした。
  http://www.eweek.com/article2/0,1759,2016415,00.asp




【タイトル】マイクロソフト技術で体現するWeb 2.0Windows Live」〜ソフトウェア+サービスの目指すところ〜

【講演者】マイクロソフト株式会社 オンラインサービス事業部 プロダクト マネージメント グループ
Windows Live シニアプロダクトマネージャ 安藤 浩二氏

【内容】
  ガジェットを利用してのサービスの提供の可能性について
  
  ガジェットとは?・・・
    Windows Vistaデスクトップ・サイドバーに配置できるミニアプリケーション
    Live.com内で配置できるミニWEBアプリケーション
    共にjavascriptxml、html、cssでの作成が可能
    
  将来的にはデスクトップとWEBブラウザの垣根をなくす。
  →WEBブラウザを通じて、どこでも自分のデスクトップ環境を作り出す。
  
【所感】
  Windows Vistaデスクトップガジェットについては、Yahoo Widgetと同じ。
  Live.comのガジェットについてはgoogleパーソナライズやAmebaマイページみたいな感覚。
  
  Amebaマイページの各コンテンツをドラッグ&ドロップでデスクトップにも配置できたらおもしろかったかも。
  今だったらトップ/ホームの各情報がデスクトップで簡単に取得表示できたり。
  
  今デスクトップgadgetを利用するとなると、各gadgetエンジン(Yahoo WidgetとかGoogle Gadgetとか)をダウンロードしてインストールしないといけないが、
  Vistaからwindows gadgetが標準搭載されるので、Vistaの初回販売予定の600万台にwindows gadgetの実行プラットホームが自動的に生まれる。
  IEの時もそうだったように、windows gadget向けのgadgetを作成すれば、それだけで実行環境が整っていることになる。
  (そのようなロックイン状態の是非は置いといて)
  
  開発環境もあるし、ちょろっと作成するにはいいかもしれない。
  http://promotion.live.jp/livesdk




【タイトル】peer-to-peer の世界
【講演者】ウタゴエ株式会社 取締役 最高技術責任者 首藤 一幸氏

  昨日(1/16)のワールドビジネスサテライトでインタビュー受けてました。
  
【内容】
  peer to peerの背景と技術について。
  高性能サーバーによる一括処理から分散システムへ。
  Napstar型のようにサーバーに一部問い合わせが必要な技術とGnutella型のシステムからサーバを完全に排除するシステムの違いについて説明
  
  有名なところだとSETI@homeのようなプロジェクトがある。計算処理を各クライアントPCに分散し、処理結果をサーバが受け取る。
  300万台以上のPCが参加しているので、概算でスーパーコンピュータ60台分相当の計算能力になる。
  
  ウタゴエで開発した動画配信システムではねずみ講式にクライアントPCが増えていき、各PCはクライアントにもなるしサーバにもなる。
  これにより一台のPCから1万人のユーザに動画配信が可能になった。
  
【所感】
  ところどころにwinnyという言葉も出ていた。
  技術者側と技術を採用する企業側ではなP2Pという言葉の受け取り方に差異がある。
  P2P = 違法性
  P2Pと聞くとやはりWinnyというのが、一般的なんでしょう。
  
  しかし、ここで紹介されていたウタゴエの動画配信システムの技術説明を聞く限り、やはり可能性の大きさは否定できないと思いました。
  アメブロコンテンツも専用のアプリケーションを作って、コンテンツを各PCに分散させるのもあり?(blog_idと公開されてる記事本文の紐付けぐらいならセキュリティ的にも。。。)
  



【タイトル】Google API - APIs for Google Maps, Google Desktop, Google Earth, Google Personalized Homepage
【講演者】グーグル株式会社 ビジネス プロダクトマネージャー 稚内北星学園大学東京サテライト校 客員助教授
石原 直樹氏

【内容】
  Google Maps APIについて。
  使い方の説明でした。
  雑誌に出ているような内容と同じで自分のサイトでGoogleMapを表示させる方法など。
  
  Google gadgetについて。
  こちらも作り方。

【所感】

  Google Maps APIについては使い方の説明だったので、知っていれば目新しい内容ではありませんでした。
  逆に言えば、それだけ簡単に利用できるということですが。
  
  Google gadgetについては先に安藤 浩二氏よるwindows gadgetの講演があったので、ちょっと内容が薄くなっちゃってました。
  gadgetの作成の流れ自体はほぼwindows gadgetと同じでした。
  しかし、windows Vistaに標準搭載されるwindows gadgetエンジンがあるので、わざわざgoogle gadgetエンジン向けに作る理由があるのか疑問(心配)です。
  
  Google gadgetを使用してYahooのデザインに近づけた人。
  http://googlewatch.eweek.com/content/today_in_stupid/mockup_what_if_google_made_a_yahoolike_start_page_1.html