CentOS5.5でソフトウェアRAID + 監視

わが家には検証のPCサーバ(CentOS5.5 + Corei3 + mem4G)と子供の写真などデータロストしては困るデータ用に製品(Buffalo LinkStation LS-Q1.0TL/1D)がある。

このリンクステーションは去年(2009年)の7月頃に購入しているが、今月の引越で見事にぶっ壊れた。


マニュアルを見る限り赤ランプが7回点滅なので、HDDが認識されてないエラーみたいだが、他のHDDに差し替えたり、他の増設ベイに挿し直しても直らないので、思い切って捨てた。
※そもそも読み込み書き込みが予想以上に遅くて正直使い物にならない。
今まではお金を出して買った嫁への手前、データ冗長化のためだけに我慢して使っていた。


なので、この際検証PCを家庭内重要データ保管用NASとしても運用する事に決めた。


必要な要件は
・RAID1以上で冗長化されている
・ディスク障害が起きた時に通知される
が必須。


今回はついでにハードウェアを含めたシステム状態のトレンド監視も要件として入れた。


まずはRAID1構築。
CentOSインストール時のソフトウェアRAID構築はなんどかやったことはあるが、後からRAID設定するのは今回が初めて。
CentOSでソフトウェアRAIDの構築を参考して作業したところ問題なく完了。
すげー簡単に設定できるんだな、、、


次に障害検知してからの通知。
linuxソフトウェアRAIDで使うmdadmには監視デーモンとして稼働させるスクリプトであるmdmonitorも用意されているようなのでそれを使う。
設定を書く必要があるので設定ファイル"/etc/mdadm.conf"を作成するを参考に設定ファイルを作成。


mdmonitorデーモンを起動し、片方のHDDの電源を抜いてテストするもメールが飛ばない、、、
postfixを起動していなかったため、起動。


でもメール飛ばない。


よくわからんが多くのISPでは25番ポートへの接続はブロックしていることが多いらしい。
なので、ISPから提供されているsmtpサーバ経由でメールをrelayしないと送れないことが多いみたい。
ISP経由は微妙なので(今後変えるかもしれないし)、gmailsmtpを使わせてもらうことにする。


設定は
Postfixで、GMAIL経由でメールを送る(OP25B対策)
Relaying Postfix SMTP via smtp.gmail.comを参照して設定。
問題なく通知されるようになった。


あとはトレンド監視。
使い慣れているmuninを使って監視する。
ただ、今回はハード監視も入れてみたいのでlm_sensorsを調べる。
こことか調べて設定してみるも最後の設定用の文字列が出力されない。
そしてリブートしてからsensors実行してもやはり「No sensors Found」になる。
lm_sensorsのドキュメントを見るとH55チップセットは対応してないっぽい。


あきらめてsmartctlを利用したHDD温度監視で我慢することにした。


とりあえずこれで最低限のNASの運用はいけるのかな。
しばらく様子を見よう。